40代・50代で第二のキャリアに踏み出す方が全国で増えています。
私自身、50歳から新しい挑戦として行政書士の道を選びました。だからこそ、「失敗はできない」というプレッシャーや、契約書の前で手が止まるあの不安を、他人事とは思えません。
私の役割は、その不安を「これで大丈夫」という安心に置き換えること。夜間・土日も含め、挑戦の勢いを止めないタイミングで伴走します。
40代・50代が起業・転職で直面する法的リスクとは
ビジネスの現場では、法務の躓きは「知らなかった」ことから始まります。予防法務で早めに潰しておきましょう。
契約書を理解せずにサインするリスク
相手先作成の業務委託・NDA・ライセンス契約などには、思わぬ不利条項が潜みがちです。条文の日本語は読めても、条文の「意味」を読み解くにはコツがあります。レビューで“どこが・なぜ・どう直すか”まで具体化すると、交渉も一歩有利になります。
著作権・商標の初動ミス
屋号・ロゴ・商品名の重複、画像やフォントのライセンス不備──「気づいたら使っていた」が最も高くつきます。使用前の調査と記録(証跡)づくりを、ToDo化しておきましょう。
行政書士が解説する!陥りやすい法的落とし穴
私が大事にしているのは「守り」と同時に「対等な関係を築く契約戦略」です。元・大手電力でBtoB契約の現場を経験した視点から、次の2点は特に注意を促しています。
スタート時の許認可・規約の見落とし
飲食・建設・古物商などの許可系はもちろん、オンライン講座・制作受託・コミュニティ運営でも、特商法表示や約款整備が甘いと、売上が立っても後から止まります。「売る前に整える」を合言葉に。
副業・兼業の就業規則リスク
転職前後や独立前の副業で“社内規程に触れていた”ケースは珍しくありません。規程確認→記録化→リスクヘッジの順で淡々と。感情論よりも「手順」で解決します。
全国で起こるトラブル事例とその回避策
よくある失敗例と対応(予防法務の型)
・相手先ひな形のまま契約→検収・支払の定義が曖昧で未払いに。
→納品・受領・検収の定義、遅延時利息、再委託、知財の帰属をセットで明確化。
・SNS/HPの画像使用→出所不明素材で権利指摘。
→使用許諾の証跡保存、代替素材の優先順(自作>購入>CC)をルール化。
・補助金申請→要件・加点要素の読み落としで不採択。
→「要件→構成→証拠書類」の三点セットで下書き→第三者チェック。
現場から:等身大のエピソード
私のところへは、初めて大企業と契約するフリーランスの方、ロゴや商品名の衝突に悩む方、AIひな形に不安を覚えた方がよく来られます。共通するのは「相談の早さ=損失の小ささ」。手戻りが少ないほど、挑戦はスムーズです。
起業・転職を成功させるために必要な法務準備(チェックリスト付)
まず自分でできる4点チェック
□ 相手先ひな形の“修正不能条項”を確認(支払・検収・瑕疵・責任上限・準拠法/裁判管轄)
□ 屋号・ロゴ・ドメインの事前調査と証跡保存
□ 必要な許認可・表示(特商法/資金決済法など)の棚卸し
□ 納品物の権利帰属(著作権/二次利用/再委託)の明文化
「交渉」を怖がらないために
交渉は“強気”ではなく“準備”です。譲れない条件を3つに絞り、代替案を用意し、相手の合理(社内稟議や法務の視点)に沿う説明に変換する。私は条文の提案文と説明文をセットでお渡しします。だから、落ち着いて対話できます。
まとめ|「知らなかった」では済まされない。けれど、知れば進める。
法務はブレーキではなく“走りを安定させる足回り”です。挑戦のスピードを落とさず、事故だけを避ける。そのために、予防法務の型と、あなたの物語に合う契約の言葉を整えておきましょう。私はその翻訳を担当します。
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