
はじめに
はじめまして。行政書士の窪田洋之と申します。
もしあなたが、キャリアや将来への漠然とした不安に襲われたことがあるなら。
その不安を振り払うように「自分の力で、未来を切り拓くしかない」と、孤独な決意を固めたことがあるなら。
その想いを抱えるあなたにこそ、この先に続く私のプロフィールを読んでいただけると幸いです。
特別なスキルもなかった私が、大企業の中で感じた無力感や、40代で味わった強烈な焦燥感という「挫折」を経て、どのようにして「挑戦者の皆様を法務で支える」という使命を見つけ出したのか。
決して格好良くはない、等身大のストーリーです。
私の歩んできた道
【第一章】大企業という「鎧」の中で感じた、埋まらない心の穴
私は現在50歳。まさに団塊ジュニア・就職氷河期世代。
就職氷河期の入口で、なんとか大企業に滑り込みました。
電力会社での17年間。
不良債権回収、法人営業、経営企画…。会社という「鎧」を身にまとい、BtoB契約のリアルを肌で感じながら、がむしゃらに働きました。
しかし、心のどこかで常に感じていたのです。
「これは、本当に自分の力なのか?」
「この鎧を脱いだら、自分には何が残るんだろう?」
東日本大震災をきっかけに、その思いは決定的になりました。信じていた「安定」は、脆くも幻想となりました。
その会社を辞めるという決断をしたとき、もちろん、誰もが理解してくれたわけではありませんでした。
「大手を辞めるって?どうして?」
「もったいない」
「体でも壊したの?」
「パワハラにでも遭った?」
次々に寄せられる心配の声。
しかし、私の心の中にあったのはそうしたネガティブな感情ではありませんでした。
むしろ「一度立ち止まり、自分の人生を再設計したい」という、静かな想いでした。
【第二章】40歳、「エスカレーター」を降りて見えた新しい景色
安定を捨て、地元埼玉の公的団体へ。この時、私は40歳。
そこで私を待っていたのは、想像を絶するアナログな現場でした。
学生時代の仲間は当たり前のように管理職になり、それぞれの専門分野を確立している。
それに比べて自分は、特別なスキルも、誇れる実績もない。
「今、何かを始めなければ、手遅れになるんじゃないか?」
その強烈な焦りが、私を突き動かしました。
知識ゼロからプログラミングを独学し、6年かけて業務アプリを自力で開発。
他団体とライセンス契約を結び、事業を収益化させるという経験は、私に小さな自信と、「自分の力で、現場は変えられる」という大きな喜びを与えてくれました。
そして、この新しい職場で、私の人生を決定づける出会いが数多くありました。
自分の腕一本で事業を営む、多くの職人や小規模な事業主たちです。
サラリーマン世帯で育ち、大企業という「決められたコースをゆっくりと昇る、長いエスカレーター」のような世界しか知らなかった私にとって、彼らの誇り高き姿から大いに刺激を受けました。
それは、あのエスカレーターからは、決して見ることのできなかった景色です。
【第三章】挑戦者を、支えるために
彼らのような、組織に縛られず、自分の意思で自由に生きる挑戦者たちを、今度は私が支える側になりたい。
その想いが、私を行政書士の道へと導きました。
私の武器は、「挫折」と「遠回り」の経験そのものです。
大企業で契約書を作る側の論理を知っているからこそ、フリーランスが結ばされがちな契約の「落とし穴」を理解しています。
自分が当事者としてライセンス契約書の作成に悩んだからこそ、ネットや書籍を調べ尽くした末の、「これで本当に完璧なのか?」という、誰にも答え合わせをしてもらえない孤独な不安感を理解しています。
40代で将来への焦りを感じた私だからこそ、「失敗はできない」というプレッシャーの中で一歩を踏み出す、あなたの覚悟に共感ができます。
私の行政書士としての経験は、まだ浅いかもしれません。
しかし、あなたと同じように悩み、遠回りし、挫折を味わってきた経験の「深さ」においては、誰にも負けない自信があります。
略歴
- 1974年 埼玉県生まれ
- 1998年 早稲田大学 卒業
- 1998年 東京電力株式会社 入社
-法人営業・経営企画業務等に従事 - 2015年 産業・技能振興を担う地元公的団体へ転職
- 技能評価制度の運営、研修企画に従事
- ITを活用した省力化・効率化に注力 - 2022年 行政書士試験 合格
- 2025年 行政書士事務所 開業(埼玉県行政書士会上尾支部所属)
最後に
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
もしあなたが今、孤独や不安の中で、それでも未来を信じて一歩を踏み出そうとしているなら、どうかその想いを、一度私にお聞かせてください。
あなたの挑戦の役に立てるかもしれません。お会いできることを、心から楽しみにしています。